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2019/08/08

27 COFFEE GREEN

27 COFFEE GREEN 始動



まさかこんな日がやってくるとは…。
1997年、かさい珈琲はここ湘南辻堂でひっそりと開店しました。
そして2012年、27 COFFEE ROASTERSとして新たなスタートを切りました。
そして2019年、27 COFFEE GREENが始動します。

縁あってホンジュラスコーヒーの魅力に引き込まれて、一念発起して2016年「One Container Mission」としてホンジュラスのスペシャルティコーヒーだけで約1.5コンテナ(約18トン)を持ってきました。不思議なもので、切っ掛けは些細なことでも、気持ちがあると、自然と道筋ができるものです。このミッションも今年で3シーズン目を迎えて、また新しい動きが始まりました。
 
世界では、高い志を持って始めたローカルブランドロースター達は、次々と大手企業に買収されていきました。日本はスペシャルティコーヒーが入ってきて約20年、今では資本力のある異業種が次から次へと参入しています。コーヒーを取り巻く環境は、混沌と大きく変化しています。
 
私はローカルロースターとして、お客様やスタッフ、仲間達とどう進んで行けば良いだろうと考えます。もちろん成長もしていきたい、でもコーヒーマンとして軸はぶれたくない、譲れないところがあります。私は生産者と同じく、生涯をかけてコーヒーと関わっていくと決めています。
 
生産者に敬意を持ってコーヒーと真摯に向き合う。地球の裏側では、毎日コーヒー農業に勤しむ人々がたくさんいることを忘れてはいけません。
 
スペシャルティコーヒーの裾野が広がって、おいしいコーヒーが飲めるお店も増えてきて、オシャレなお店も増えてきて、多分これからも増えてきて、5年後、10年後はどうなるのだろう。
 
日本は歴史的に大手企業が強い構造は変わってなくて、コーヒー業界はそれが根強くて、取り巻く環境はなかなか厳しいです。街には、大手チェーンショップやファミレス、コンビニ、自販機もたくさんあって、資本力のあるアパレルなどの異業種までも参入して、様々なジャンルのライバルが多すぎます。
 
自分たちの生きる道は何だろうと考えます。私はスペシャルティコーヒーを始めた時にずっと言われ続けて来たことがあります。それは「品質・原料は嘘をつかない」ということです。

私たちのような小さなコーヒー屋さんが生き残る道、それは品質で圧倒的に優位に立つこと、地域密着でお客様にホスピタリティを持つこと、クラフトマンシップにこだわること、この3点だと思っています。

その中で、自分たちの努力だけではどうにもならないこと、それはコーヒー原料(生豆)です。こればかりは、現地の生産者の皆さんに良いものを作ってもらうしかありません。コーヒー産地でも向上心がある生産者は勉強熱心で、毎年頑張って品質の高いコーヒー作りに励んでいます。

産地に行くとわかるのですが、小規模生産者たちが作る良い品質のコーヒーは本当にたくさんあります。私だけではとても買いきれません。それでは、彼らが頑張って作っても残念ながら残ってしまったコーヒーはどうなるのでしょう。それは、結果として大手業者に市場価格で買い叩かれてしまいます。

生産者も生活があります。作ったコーヒーを早く現金化しないといけません。でも業者はギリギリまで待って買い叩きます。今年は1$/lbs.を切りました。この状況が続いたら、生産者たちは農業を続けることはできません。

今年、コーヒー農業だけで成り立つ片田舎の小さな村を訪問した時のことです。この村から国際品評会で優勝した農園が出て、大統領まで訪問に来て、村は大騒ぎになりました。それと同時に希望に満ち溢れました。俺も頑張れば、同じようになれると一層、コーヒー作りに励みました。

でも、こんな片田舎の村にコーヒーをわざわざ買いに来てくれるバイヤーはまだ僅かで、せっかく作っても売り先がありませんでした。私もできれば買ってあげたかった。でも少ししか買えなかった。それでも彼らは来てくれたことを喜んでくれました。きっと来年はもっと良くなる、だから腐らず頑張ろう、良いコーヒーを作り続けて行こうと生産者が集まって励まし合っていました。モチベーションを保ちながらコーヒー作りをすることは、想像以上に大変です。

今年、私は機会があって、毎年訪問している地域以外のホンジュラス全域を周ってきました。そして各地でこうした埋もれた生産者がたくさんいることに、改めて気づかされました。同時にこれは何とかしたい、自分のできることはなんだろうと考えていました。

そして、訪問先で決断しました。自分は焙煎するだけではなくて、この素晴らしくも埋もれてしまうグリーンコーヒーを少しでも日本に届けよう。そして一人でも多くの人に飲んでもらう機会を作ろう。それでホンジュラスの生産者が一人でも喜んでくれたら嬉しいじゃないかと思い、すぐにその話を生産者たち話しました。

私の店は、みなさんと同じマイクロロースターで同じ目線です。私たちは良きライバルではあるべきです。しかし、私たちが本当に意識すべきライバルは、別なところにあるのではないでしょうか。

私はホンジュラスのコーヒーを日本のマーケットに広める使命を持ちます。小さなロースターなので、他の国までもコンテナを作ることはできませんが、いつかはやりたいです。

今シーズンは24トンものホンジュラスコーヒーがやって来ます。それも全てリーファーコンテナ(冷蔵)で持ってくることにしました。自分で訪問して、全てカップして選んできています。そこでは真剣勝負です。選んで選んで、息のかかったコーヒーです。今から楽しみでなりません。

という訳で長くなりましたが、27 COFFEE GREENは始動いたします。

2019年8月1日
葛西 甲乙
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27 COFFEE GREEN
藤沢市辻堂元町5-2-1
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(株)かさい珈琲
https://27green.com

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